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まぼろぐ

MHFの狩猟記を中心に、偏った趣味の映画・書籍評やらなんやら。

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血の記憶 

血の記憶 上 (1) (講談社文庫 あ 72-15)血の記憶 上 (1) (講談社文庫 あ 72-15)
(2008/10/15)
グレッグ・アイルズ

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新聞の書評で知って、探していたところ発見購入読了。
神の狩人〈上〉 (講談社文庫)戦慄の眠り〈上〉 (講談社文庫)のグレッグ・アイルズの新作。

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
まだ終わらない―ニューオーリンズで起きた連続殺人事件。被害者はいずれも大人の男性で、全身には歯形が残されていた。加えて壁には次の犯行を示唆する血文字が。歯科学者のキャットは担当刑事と不倫関係にありながら捜査に加わっていたが、自らの不安定な心理が事件とリンクし始めていることに気づく。

かなり期待して読んだのだけれども、正直厳しいかな・・・。
捜査を通して、ヒロインは事件の裏や自分の中に性的小児虐待の痕跡を発見していくというテーマなんだけれども、これってジョナサン・ケラーマンによる小児臨床心理医アレックス・デラウエアシリーズが、いい仕事をしているテーマだけにハードルが高い。

そして前作「戦慄の眠り」で感じていた残念感・・・
今回も、ヒロインの一人称ですが、これがどうも違うような気がします。

ここからは私論。
男性作家には、女性主人公の不安定な心理状況を表現するのは至難の業なのではないかということ。

パトリシア・コーンウェルの「検屍官」シリーズや、エリーズ・タイトルのロメオ〈上〉 (扶桑社ミステリー)アフロディーテの誘惑 (扶桑社ミステリー)などを読んだときの居心地の悪さが、男性作家による女主人公の場合には無いんですね。
なんとも表現しづらいのですが、それに近い気がするのが、
攻殻機動隊の原作1巻の55ページに、バトーが素子達の電脳レズビアンに侵入した際に、「自分に無い器官からの情報」を脳に入れてしまい悶絶するというシーンがあるのですが、私が女流作家による女性主人公の作品を読むと必ず感じる違和感となんとなく共通するような気がします。男性には理解できない女性ならではの心の動き・・・それは、なにか不安定な心理状況におかれた主役の「ぐらぐらする自我」を表現する際に際立っていくのです。

だから、ロバート・ウォーカーのFBI女性検死官ジェシカ・コランシリーズにも残念感があります。決してつまらない訳ではないのですが、(最新作が出てるようなので、近日中には買います^^)ジェシカの感情の変化には違和感を感じないのです。
男性作家に都合のいい女主人公・・・とでもいうのか。

で、「血の記憶」に話しを戻しますが、裏テーマでJ・ケラーマンに遅れを取り、主人公造形で女流作家に負けるのであれば、本来のプロットで勝負するしかないのですが、連続殺人の真相はややトンデモ結末ですので、G・アイルズにはもう一度頑張ってもらいたいものです。

Posted on 2008/11/10 Mon. 01:25 [edit]

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